- 2019.12.29
組織文化をはぐくむ環境づくり(2)
前々回のブログでは、高い成果を上げる組織の必要条件としての「心理的安全性」について紹介しました。「心理的安全性」が担保された環境では、「コミュニケーションの活性化」や「積極的なチャレンジ」が起こりやすく、高い成果が表れる可能性が高い、という内容でした。 ただし、こうした成果は「心理的安全性」が担保されているだけでもたらされるものでないことも、「心理的安全性」の概念を紹介したエイミー・C・エドモ […]
前々回のブログでは、高い成果を上げる組織の必要条件としての「心理的安全性」について紹介しました。「心理的安全性」が担保された環境では、「コミュニケーションの活性化」や「積極的なチャレンジ」が起こりやすく、高い成果が表れる可能性が高い、という内容でした。 ただし、こうした成果は「心理的安全性」が担保されているだけでもたらされるものでないことも、「心理的安全性」の概念を紹介したエイミー・C・エドモ […]
12月17日、一般社団法人埼玉県経営者協会の主催する「デザインマネジメント」3DAYSステップセミナーの第2回(DAY2)が開催されました。今回は【「感性価値」がビジネスを創る!〜「デザインマネジメント」による企業独自の価値の生み出し方〜】と題して、テクノロジーやマーケティングの進化による「正解」がコモディティ化した時代との向き合い方、直感や感性を経営に取り入れていく「感性価値(独自性)」の重要 […]
昨年、経済産業省と特許庁がまとめた「『デザイン経営』宣言」によって注目を集めることとなった「デザイン経営」ですが、デザインを経営に活用する動きは今日に始まった事ではないということが、「ForbesJAPAN」2017年4月号の佐宗邦威氏による記事「世界的企業は今、なぜ『デザイン×経営』なのか?」で紹介されています。この記事によると、 ・1990〜2000年代前半にかけては、「ブランド作り」のため […]
年末になると、来年度の経済政策、予算の内容についての報道が増えてきます。12月7日の日本経済新聞には、次のような記事がありました。来年4月から2年間、「オープンイノベーション促進税制」として、大企業が設立10年未満の非上場企業に1億円以上を出資したら、出資額の25%相当を所得金額から差し引いて税負担を軽くする優遇措置を設け、自社にない革新的な技術やビジネスモデルを持つスタートアップとの協業による […]
例年この時期になると、今年のヒット商品、流行語など、今年話題になったものの特集が続々出てきます。私は前職の仕事柄、ヒット商品特集の雑誌はチェックしたくなり、ついつい毎年購入してしまいます。 今年の雑誌「日経トレンディ」が選んだ2019年のヒット商品のベスト3は、「ワークマン」「タピオカ」「PayPay」でした。「タピオカ」と「PayPay」については、街中でも、テレビでもよく見たので妥当な気が […]
11月10日、一般社団法人埼玉県経営者協会の主催する「デザインマネジメント3DAYSステップセミナー」の第1回が開催されました。サブタイトルは『「デザインマネジメント」の組織への浸透を通して、企業の独自価値(Only One Value)を創造しよう!』で、3DAYSステップセミナーという名前の通り、3回シリーズで開催するものです。全3回の内容は、次の通りです。 DAY1 デザインマネジメントの […]
来年の2月に、毎年秋に創業スクールの講師としてお招きいただいている本庄早稲田国際リサーチパークにて、丸一日のマーケティングの研修の講師を務めることになりました。これまで、創業スクールの中ではおおよそ2時間ほど時間を取って、マーケティングの基本的な考え方と、顧客とのコミュニケーションに関する考え方やツールの説明、メッセージの作り方を紹介してきました。今回の研修では、対象者が創業者ではなくすでに事業 […]
11月7日、多摩美術大学環境デザイン学科の松澤研究室にお伺いして、産学共同プロジェクトProject Based Learningに取り組んでいる学生さんたちに話をする機会を頂きました。テーマは「デザイナーの皆さんに伝えたいこと」としました。企業への提案に取り組んでいる皆さんに私が体験したメーカーでの商品開発についてお話してプロジェクトの活動に生かしてもらうことはもちろんですが、将来プロのデザイ […]
VALUE LABOが提供するサービスとして、「小さくはじめるデザイン室」の告知を開始しました。このサービスは、草野さんが2年ほど前から企業研修の一環として行っていた「出張デザインレクチャー」をベースにしており、デザイン室を新設する組織文化醸成やデザイン室担当者の育成を行います。 私たちが想定するデザイン室は、企業におけるデザインマネジメントを担当する部署を想定しており、デザインに関する業務に […]
10月25日、VALUE LABOプロジェクトのキックオフとなるデザインマネジメントセミナーを開催しました。今回は、「デザインマネジメントを活用した新規事業開発の進め方」をテーマに、デザインマネジメント専門家である草野紀親氏によるセミナーです。 冒頭、草野さんからは、「デザイン経営」という言葉が頻繁に取り上げられるようになっていることに触れるとともに、「デザイン経営」を実践するために行われてい […]
現在、毎週末に創業スクールの講師として登壇をしています。創業のアイデアを考えることから始めたい方、具体的なビジネスアイデアがある方、すでに事業を営んでいる方など、様々な方が受講されます。 どんな事業でも、経営資源の制約を受けて行われることになりますが、創業の場合は特に「今ある経営資源」「今調達可能な経営資源」でスタートしなければなりません。その中でどのように創業後の道筋を作るのか、それはまさに […]
10月9日、東京ビッグサイトの「日経 xTECH EXPO 2019」に行ってきました。目的は、「実況ライブ! マーケティングの鉄人」というセミナーを聴講するためです。その内容は、以下、イベントホームページより抜粋。 ————————————— […]
前回のブログで、「Appleの一連の製品に見られるデザインの統一感や世界観を日本の家電ブランドの製品群から感じることは難しい」という記述をしましたが、これに関して、「デジタル製品ばかりのAppleと違い、商品の幅が広い家電メーカーで統一感を持たせるのは難しいのでは」というコメントを頂きました。 これについては、私がメーカーに在籍していた時にも感じていたことで、テレビとドライヤーくらいの極端な例 […]
これまで2回のブログでは、私の考える「経営のデザイン」が、デザインマネジメントにおける「マネジメントのデザイン」( Designing Management :デザイン能力と創造性を高めるための人的資源管理、組織体制の構築や、デザインを核に据えた経営戦略の立案、実行)の実現を目指すものであること、その実現が中小企業にこそ求められると考えていることについて紹介しました。今回は「経営のデザイン」の具 […]
国内の中小企業の中には、競合企業や大手企業に負けないような優れた技術を持っている企業が多数存在します。ところがそのような企業であっても、自社商品が思うように売れない、高い技術に見合う価格で製品やサービスを販売できずに苦しい経営を強いられている企業は少なくありません。 一方、従業員数名の企業が、世界に通用する商品を生み出し続け、安定した売り上げを続けている例も多くあります。こうした違いは何から生 […]
VALUE LABOプロジェクトのキックオフに合わせて、「経営デザイン」にまつわるブログを始めることになりました。「経営デザイン」という言葉は、昨年内閣府から紹介された「経営デザインシート」で広く知られるようになったようですが、例えば早稲田大学大学院創造理工学研究科には「経営デザイン専攻」という専攻がありますし、まったく新しい言葉というわけではありません。 私自身は、2015年に個人事業主とし […]